第三セクター

広島高速交通(アストラムライン)6000系


広域公園前駅にて 01/04/29


白島駅にて 11/12/29

1994年広島アジア大会開催時にアクセスラインとして整備され、
また広島都心部への通勤通学の重要な足ともなっています。




入って行きましょう。


新交通システムのため車体は小さいものの、中に入ると意外にも広く感じます。
基本配色はグレーでアクセントに黄色が使用されておりクールなデザインですね。
でも逆に言えば寒色系ばかりの配色でちょっと寒々しいような感じもします。


天井の様子です。レール方向は全くのフラットな天井板。
カバーのない照明がそのフラットな天井隅に設けられています。
送風口は妻部上部に配置されていました。
吊革の色もグレーなんですよ。


窓枠は上下二段に分かれ、端が丸まったデザイン。
小ぶりなこの車体ではぎりぎりまで大きくとられています。


この車両の登場が1994年ということで出入扉上部の電光表示器などはありません。
しかしながら扉には白の化粧板も張られ、上質な空間づくりに貢献しています。
でもそれにしても扉左右にこれでもかと手挟まれ注意の掲示が。


こちらは先頭車の様子です。中間車では両側すべてがロングシートでしたが、
先頭車にだけ折り畳み式の収納腰掛が設置されています。


基本は車椅子の方がいつ来られてもいいように腰掛を収納してスペースを確保、
車椅子が問題なく置ける空間を確保します。
壁面にはなく腰掛背の部分でしょうか握り棒が用意されています。
また車椅子固定用具が左隅の引き出しの中に収納されていました。



腰掛を出してみました。こちらは本当の補助席の感覚です。


今度は運転台方向を見ております。
左右対称ではなく、右側に運転台がありその部分はすべて壁面となっています。
中央には乗務員用扉が設けられ、この扉と左手の窓はともに前方眺望が楽しめます。
ここに限らずそうですが妻部には腰掛仕切と同じ位置に壁面にも表地が張られていました。


一部中間車にはこのような箱状のものが妻部に置かれています。
これは機器を収納するとともにいざという時のために消火器も収められていました。


腰掛表地は触り心地のよい感じで座った感じもなかなかの反発性を持つ座面に思います。
色目としてはグレートブラック2色を配し、
奥に向かってブラックを使うことで見た目にもゆったりとした印象を受けます。


横からみる仕切の造詣も上まで延びる握り棒とともに美しいものですね。
腰掛の仕切は従来の化粧板ばりではなく、内側はモケットまで張られています。



アストラムライン広域公園前発車。(43秒) ダウンロード[astram-kouikikouenmae-start.rm(173KB)] < /td>




☆沿線の風景☆  広島高速鉄道 ちょっといい駅「城北駅」



他のページも見てやってください。