第三セクター

北近畿タンゴ鉄道 KTR001形


天橋立駅にて 09/03/28
KTR011+KTR012+KTR013 2次車

豊岡行きタンゴエクスプローラー号が天橋立駅ホームに滑り込んできました。


豊岡駅にて 09/03/28

豊岡駅で折り返し発車を待ちます。
3両1編成の車両はなんといっても側面の天井まである曲線窓が特徴的。
また外観色の日本で初めて採用した、ライトベージュメタリックのカラーリングは秀逸。


シンボルエンブレム。



早速車内へと入っていきます。


まずはデッキ周りから行きましょう。
気動車のため床面と出入扉との間にかなりの段差があるのはしょうがないところです。
ハイデッカー仕様のため天井も高く、そのため出入扉も上下に長さのあるものとなってます。



出入扉横にあるゴミ箱。分別回収はこの車両の投入時にはあまり考えが浸透していませんでした。


中間車デッキ、通路両側にトイレ等の設備が用意されています。


こちらは男性小用トイレ。


もちろん洗面台も用意されています。通路との入り口を遮るカーテン等はありませんでした。





中間車客室全景です。外観でも見た天井まで伸びる曲線窓のお陰でかなりの採光。
客室内は腰掛のグレーの表地を含めて地味ですが、枕カバーの赤の水色がかなりポイント。


先頭車も車両中央部においては構造は同じです。


ただし運転台と客室との仕切りは完全に眺望重視のため遮るものはありません。


運転台です。


窓枠上部は曲線を描いた意匠性も高い壁面の窓。


各号車妻部にはモニターも用意されています。
団体客などの輸送の場合に使用されるのでしょうか。


トイレ使用状況お知らせ灯はなぜかここに。


隅用テーブルはよくある細長い1枚ものではなく、各座席毎に広いテーブルがありました。


眺望に拘ってハイデッカーにした結果、前後の客室出入扉は階段下に。
そのためLED電光表示式情報案内器がちょっと見づらい位置に来てしまっています。
文字数は少ないですがスクロール式情報、号車表示、などが案内されています。


デッキ側から見るとこの数段の階段を登って客室へとあがることとなります。


全景の画像でご覧頂いたように天井まで窓を設けた結果、荷物棚のスペースが無くなりました。
そのため大きな荷物はこの階段横の荷物棚へと収納して頂くことになります。


天井まで見上げるとぎりぎりまで高く天井を取っていることがわかります。
よく見ると天井に近い窓はブルー系ハーフミラーで、
客室の眩しさと温度変化をカットしているとのこと。


照明も凝っていて間接照明ではないものの、形もさまざま。


スピーカーも含めていずれも中央に統一されています。


それから天井近くの壁面には読書等も各座席毎に用意されています。


このように側面窓下の壁面に操作盤があります。


オンオフだけのシンプルなもの。


帽子掛けも腰掛ではなく車両壁面に設定されています。


なお客室内には構造強度上必要かと思われる縦壁が連続する側面窓の間に一箇所あります。
ここは眺望を確保するために座席を配置しなかったため、前席との間があいたことから
専用の収納式テーブルが用意されていました。


腰掛はフリーストップリクライニング式2人掛腰掛。
バケット形状側ヒジ掛ともに一般的な仕様ではありますが、
骨太な骨格に見えるその印象はがっしりとしたものを感じます。


背面には背面テーブル、下に網袋が用意され、さらに足掛もあります。


腰掛脚台は据え置き式となっており、通路との段差はご覧の通りです。



豊岡駅到着前の車内放送終了メロディです。(16秒) ダウンロード[ktr001_toyooka-st-arrival_melody.avi(14,103KB)




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