第三セクター

KUMA(KUMA1+KUMA2)

人吉温泉 ←KUMA1(KT-203)□+KUMA2(KT-103)□→ 湯前


人吉温泉駅にて 12/12/29


KUMA1
あふれる緑と自然の魅力をモチーフに深緑色の車体色が風景に溶け込みます。


路線駅名を側面窓上に一行で明示。



沿線でもたくさん見られるであろう椿がシンボルマーク。


KUMA2
球磨川に沿って盆地をさかのぼる鉄路。



郷土玩具であるきじ馬がシンボルマーク。




早速入って行きましょう。


まずは運転台の様子。車両全体がクリーム色に塗られた配色がここ運転台まわりにも統一。
その配色のお蔭か色としては一色ながらやさしい印象を受けます。
運転台スペースや機器などはそのまま依然のものを使用、リニューアル。


出入口のステップだってこの通りクリーム色。


折り戸の出入扉。


やや上部には路線図。


運賃回収箱も整理券発行機もクリーム色なんですね。
運賃箱の黒地だけが目立っています。


運転台の様子です。


運転台対面は機器収納箱に消火器が収められています。
木を使用した天板になっています。
右の一段高くなった小さな棚に運転士の方はバックを置くことなっているようです。


中央貫通扉上には「運賃のご案内」。


天井の様子です。もちろん機器に変化はないのですが、
まわりと配色が一体となったことで全体的に柔らかな印象。
吊革の握り部が木製になっているのは意外に気づかない変化点。


側面窓の様子です。窓枠そのものは以前のままですが日除けにはカーテンと簾を採用。

KUMA1


KUMA1の車内全景です。以前のロングシート仕様を概ね踏襲した車内は両側にベンチシート。
床面は木製となり、まわりのクリーム色と相まってなんともいい雰囲気の車内となっています。


左手全部窓下一列にならぶベンチシート。
場所によってさまざまなパターンのベンチが並びます。


一番人吉温泉寄は背ズリ・座面ともにクッションが張られ、
窓枠上が展示ケースとなっています。


その隣が合計6人掛の木製ベンチシート。ミニサイドテーブル付で定員着座もばっちりです。


真ん中は4人掛ソファー席。


そして合計7人掛の木製ベンチシート。座面もいろいろなバリエーションで見た目にも楽しい。


こちらは湯前寄りにあるトイレです。位置はそのままですが外観はすべて木製となりました。


和式です。


なお左手棚にあるのは木製マガジンラックです。手に取りやすい位置。


客室側トイレ壁面は一面ミニギャラリーとなりました。
球磨の植物を透明アクリルに閉じてアート化したギャラリー。


ミニギャラリーに続くのは植物などをテーマとした本を集めたちょっとしたライブラリー。
乗車時間に少し手に取ってみてはいかがでしょうか。


ギャラリーに挟まれる形で存在するベンチシート。ここでぜひ本を読んでみて。


気動車ゆえの客室内のダクトの膨らみを逆に活かしてここにサイドテーブルを設けていました。
どちらにせよ座れない場所ですし、上をテーブル下にあるゴミ箱と空間を有効利用。


サイドテーブル横にはソファー風のベンチシート。

KUMA2


KUMA2の車内全景です。湯前側運転台から人吉温泉方向を見ています。
手前はKUMA1同様ベンチシートが拡がりますが、
半分より向こうはセミコンパートメント空間となっています。


パーテンションに掲げられている額縁。


KUMA1同様ベンチシート一番端は展示スペース。


展示スペースの下は4人掛ベンチシート、奥にもソファー風の4人掛ベンチシート。



対面にもベンチシートですがこの位置の日除けは簾。



対して人吉温泉側妻部から湯前方向を見ています。
手前には左手はベンチシート、右手はソファー席が見えています。


左手ベンチシートの様子です。一定間隔でちょっとしたサイドテーブル付。


セミコンパートメントのパーテンションに掲げられた額縁。
ベンチシート表地と同じデザイン?


KUMA1同様デットスペースをうまく活用したサイドテーブル。
こちらパーテンション額縁にはきじ馬。


大き目のヒジ当付ソファー席がサイドテーブル横に並びます。


さてパーテンションの内側はセミコンパートメント。
でも背ズリは低めに抑えてあって窓の眺望や空間の拡がりを計算しているみたい。


背ズリと側ヒジ掛としての役割を果たす仕切り板が丸みがついていて可愛らしい感じ。
木目というところもこのセミコンパートメントの質感を引き出しているのかも。


最大の特徴であるパーテンションは天井にもかなり届くまでのその高さ。
これにより車端部のベンチシート部分と完全に区切られることになります。
座り心地はふんわり優しい感じ。


セミコンパートメントにあるのが折り畳みできるこのセンターテーブル。




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くま川鉄道 Museumtrain KUMA1+KUMA2 人吉温泉駅を出発です (1分19秒)
ダウンロード[kumagawa-railway_KUMA_hitoyoshionsen_start.mp4](60,448KB)

くま川鉄道 Museumtrain KUMA1+KUMA2 湯前駅を出発です (1分02秒)
ダウンロード[kumagawa-railway_KUMA_yunomae_start.mp4](47,904KB)




☆沿線の風景☆  「ちょっといい駅 くま川鉄道 おかどめ幸福駅」



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