第三セクター

土佐くろしお鉄道 TKT9000形


安芸駅にて 02/08/13

ついに開業した土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」。
開業当初から厳しい船出が予想されていますが、
なんとか地域に誇れる交通機関として残って欲しいですね。


側面にはシンボルマーク、それからLED式の方面案内が出るようになっています。




まずは車内全景から始まります。この9000系の特徴は転換腰掛の搭載と、
よくあるセミクロス配置ではなく、完全なロングと転換腰掛に区分が車内で分けられています。
こちらはロングシート部分。左右に4人掛腰掛を並べて長いロングシートとなっています。


こちらは転換腰掛区分。2人掛の背ズリがすごく高い転換腰掛が左右に並んでいます。
通路側ヒジ掛の木製のヒジ当がアクセントとなっているように思います。


では運転台に近づいてみます。
ロングシート側の運転台側は右手にトイレ、左手には身障者スペースが設定されています。


その身障者スペースです。車イスの方への配慮として横棒が壁につけられています。
もちろん身障者スペースとしての役割も大切ですが乗降口付近のため空間を確保する役割も果たしています。


向いに有るトイレ。結構場所は取っているものの身障者対応で広くて使いやすくなっています。


運転台です。運転席後は小さめな窓枠。右手は運賃表示器、整理券発行器が見えています。


運転台横です。原色で彩られた運賃回収箱が足元に有り、これはスライド可能となっています。
ワンマン対応の車両で運転席との仕切はないものですがこの車両では開閉可能な扉が。


トイレの前の出入扉です。ボタン操作可能な開閉ボタンで操作可能となっています。


天井に目を向けてみましょう。従来レールバス仕様では天井は煩い印象があったのですが、
照明は吊り革を支える支柱の間に隠され、空調もすっきりとライン状に配置。


側面の窓です。柱以外は連続して窓が続き大変開放感に溢れています。


なお反対側の運転台はこのようになっています。


出入口扉横にはゴミ箱が設置されていました。


ロングシートです。車両によって採用している表地は青と赤に分かれます。
足元は脚で支えられた実に簡単な構造です。


背ズリに大きな特徴のある転換腰掛。背ズリの大きさもそうですが枕カバーには
手ざわりのいい枕カバーとしては上質な感じのするカバーが掛けられています。


ほんとすごく背ズリが高いです。実際に座ると前の人の頭も全く見えません。
ヒジ当に木を採用していることで冷たく感じないようにも思えます。
背・座ともにバケット仕様となっており、座り心地もほどよい硬さでなかなかのものでした。



☆沿線の風景☆  土佐くろしお鉄道 ちょっといい駅「奈半利駅」



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