第三セクター

東葉高速鉄道 2000系


東葉勝田台駅にて 06/03/12

東京メトロ1000系の老朽化を受けて初めての新車が導入されました。
東京メトロ05系の後次車と同じフェイスに東葉オレンジカラーを採用。


側面からの様子です。オレンジの太い帯が印象的ですね。
行き先幕はLED化されています。


東葉高速鉄道シンボルマークは意外やシンプルにこのオレンジに映えています。



入って行きましょう。


まずは車内全景。床はグレーなものの、化粧部分が白であったり、
腰掛の表地が深い緑であったりと、色彩バランスが全体的には暗く見せるようなことはありません。


車両中央部にある7人掛腰掛。緑の濃淡ではっきりと着座位置を示すあたりは面白い。
さらにスタンジョンポールで手摺としての役目のほかに定員着座を促しています。


腰掛仕切はここで白色ではなくクリーム色を持ってくるあたりは全体バランスを考えているようです。


天井を見上げてみればフラットなものに空調機器が随所に取り付けられております。
ルーバーライクな縦のラインそのものがデザイン性を高めています。


側面の窓です。ユニットサッシュの固定窓で特筆すべきところはありませんが、
上下には充分な高さを保っているため、車内の採光性を保っています。


ちなみに日除けを降ろすと意外や黄色。これはちょっと珍しいですね。
でも透かしで模様が入っていることもあり、嫌味は全くありませんよ。


出入扉もすべて化粧が施されております。扉上部にはLED式電光表示器を設置。


では車端部はどうなのか。地下も走る鉄道としては珍しい妻窓も設定されています。
これはやっぱり自社線内やメトロ区間でも地上高架をかなりの距離走るためでしょうね。


1両妻部には優先席が設定されています。違いは腰掛の表地と


この吊革のオレンジ色です。明確にここが優先空間であることを示しています。
ただユニバーサルデザインという側面からはもうちょっと高さの低い吊革が一部あってもよかったのではないでしょうか。


1編成に妻部に必ずこのような車椅子の方のための空間が用意されています。
手摺りと固定用のベルトが収納されているボックスが見えています。


腰掛は3人掛。座り心地は7人掛もそうですが、全体的は硬めです。


最後に先頭車両運転台方向を見ます。こちらも地下を走る車両にしては
客室とを仕切る壁に窓が随所に取り付けられています。
運転台すぐ横は出入扉となっており、腰掛の設定はありませんでした。



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