JR九州

303系


真っ赤な中のブラックフェイス。強烈な存在感を感じます。

筑前前原駅にて 03/08/24


通勤列車でこれほど車系名を誇張した車系はないでしょう。



車内見附、腰掛を中心に見て行きます。


まずは全景から。広々とした感じに見えるのは片持ち式の腰掛ゆえでしょうか。
とても空間として広く見えるように思えます。
両側には深緑色の表地を被ったロングシート。そして大きな1枚窓が存在します。


今度は先頭車に乗って運転台側を見ています。運転台と客室を隔てる壁の色はなんと赤。
この大胆な色使いはさすがはJR九州の車両と言えましょう。


近づくとよりその色使いに圧倒されます。また乗務員用の扉自体が大きいですよね。


1両おきに連結部はこのような扉が設けられています。
貫通部のデザイン上このように細やかに配慮が見られる通勤車両は珍しいですよね。
シンプルながらしっくりといくデザイン形状を保っています。


また一部の車両には車端部に車椅子スペースが設けられています。
床には車椅子が滑らないように滑り止めシートが床に張られており、
もちろん車椅子に座っていても握りやすい横棒が取りつけられています。


実は一番注目したのがこの消火器の収納。設計上一番最後に消火器の配置って考えられるものなのですが、
これはたぶん仮にそうだとしても決して空間上にそれだけが浮かない収納の配慮に感心しきりです。


天井の様子です。意外や照明はカバー無しでした。


出入扉も実はこの赤の配色。強烈に車内にインパクトを与えています。
千鳥配置で上部には広告枠かこのような電光表示付の路線案内が。
市営地下鉄から筑肥線に乗り入れるため非常に駅数も多く大きな案内板となっています。


UVカット入りのやや緑掛かった大きな1枚窓。これが空間の広がりを最大限に演出しているのかも。


さて腰掛です。席毎に分けられた背・座。扉の派手な赤とは正反対の落ち着いた腰掛の色。
座り心地は結構硬めで長時間の着座には向いていないかもしれません。
出入口側との仕切となるポールには肘掛の変わりにポール上に木製のヒジ当が設定されています。


車端部は3人掛です。



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