JR東海

313系1000番台



名古屋駅にて 99/05/09



まずは客室内の全景から


ずらっと並んだ転換腰掛が展開、出入口には出入台腰掛が並んでいます。


さあ、腰掛を見ていきますがまずは出入台腰掛です。
転換腰掛との違いは固定腰掛であるということと背ズリにあります。
背ズリ上端部には立席者のための握り棒があります。
そして肘掛当てはこんな感じ。滑らかな婉曲が肘を置いたときに圧迫感を感じさせません。


同じく出入台腰掛ですが、もうひとつの特徴は背面にあります。
キハ75形と同様背ズリの上部の方まで樹脂カバーにて覆われています。
脚台にはケ込み板が見えていますね。
腰掛によってはこのケ込み板の部分に消火器を収納するものもあります。
樹脂カバーの上はフレームの入った腰当です。
結構高い位置にあるので腰当になるかどうかちょっと疑問ではありますが。




妻壁腰掛です。左手にはトイレがあります。(3000番台に同じ)
表皮以外は3000番台と全く同じです。
壁取り付けのため、背ズリが若干薄くなっています。
この妻壁腰掛の通路側に実際に座ってみると、右手にはトイレ
前はそのまま出入口までなにもないのでちょっと落ち着かないですね。


なお、トイレの中にはこのようなおむつ交換台も設置されています。


こちらは対面の1人掛腰掛。他の出入台腰掛と同じく背ズリには腰当があります。
なお、3000番台の1人掛には腰当はありません。
通路側の肘掛は背ズリまで跳ね上げることができ、
容易に障害を持った方でも座りやすくなっています。
このハネ上げの仕組みやソデ体などはすべて700系に同じです。
わかりますでしょうか?




ロング腰掛です。こちらも表皮以外は3000番台とは差異はありません。
車端部に設置されています。


いかがでしたでしょうか。
随所に特徴のある車両、腰掛をもつ313系。
これからの東海での標準車となることでしょう。




名古屋駅にて 99/05/09



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