JR東海

383系 ワイドビューしなの



名古屋駅にて 97/09/12

非貫通型先頭車です。この車両がグリーン車です。


こちらが貫通型先頭車です。全体として丸く、柔らかな印象ですね。



まずは車内設備からいきます


デッキの様子です。ここ1号車には手前に多目的室、奥には洗面台が見えています。
対面はトイレがあります。


出入口左にはくず入れ、缶入れは独立しています。


客室内というよりはデッキとの境に収納スペースが備えられています。
中央線沿線にはスキー場も多いため、スキー板もここに収納可能になっています。


上の収納スペースすぐ隣には出入扉があります。
もちろん上部には電光表示器が備えられています。



次はグリーン車です


全景です。左右に大柄の2人掛の腰掛が展開しています。
名古屋〜長野を約2時間50分掛けて走るのに相応しい腰掛が搭載されています。
では運転台方向に展望に近づいてみます。


この非貫通型車両はこんな感じで全面の展望性も図られており、眺めも抜群です。


他の設備を見てみます。荷物棚は部分的に透かしが入っており、
その間には読書灯が備えつけられています。


天井を見上げると普通車は1本の連続した照明ですが、ここグリーン車ではこのように
間にアクセントとしてシャンデリア風のカバーの入った照明があります。


もちろん車端部には前側に腰掛がないために隅用テーブルがあります。
グリーン車のテーブルは大きいため、折りたたみ式です。


そして足元には隅用足掛が。腰掛と同じために異様に大きく見えますね。(^ ^ ;



さてさて腰掛です。


まずは前面から。特徴として大きな背ズリ耳が挙げられます。
がっしりと左右に大きく着座時に乗客の頭を包み込んでくれています。
そのため非常に大きくな感じにする腰掛です。
反対にグリーン席ではよくある中肘掛の固定ですが、
この383系では大きいものの、跳ね上げられます。


背面はこの腰掛の良さが凝縮しているような印象を受けます。
背ズリ一杯の背面テーブル、大きな足掛、カバーまでついた網袋。
また、背ズリ上部の取手。着座、立席時に前に座る乗客が
不快に感じないように、設定されたものと思われます。


背面テーブルを広げてみましょう。こんなに大きいですね。


足掛には絨毯が敷かれ、裏返すと右のようにモケットが張られていて、
靴を脱いで足を置くことができます。


側面にはインアームテーブルも収納されています。



そして普通車です


ご覧の通りのグレーの色彩でまとめられた地味ながら、
落ち着きのある腰掛が展開しています。
腰掛には足掛もついていており、かなりグレードが高いです。


さて腰掛ですが、クッションに入るアクセントの縦のラインにまず目が行きますね。
中肘は跳ね上げ式、側肘掛にあるボタンでリクライニングさせます。
座り心地としてはちょっと硬めなのですが、長距離乗車を想定した設定なのだと思われます。



383系「ワイドビューしなの」まもなく篠ノ井駅到着。(45秒) ダウンロード[383-shinonoi-arrival.rm(181KB)]




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