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500系
W編成の様子 01.01.01up
まずは普通車から。
まず車内を見て思うのは、車体が空気抵抗を減らすために丸いため、
当然客室内も丸い!。そして腰掛の紫に近いピンクがとても印象的です。
窓枠には腰掛と同じ色の表地がジャバラ状にアクセントとして、
ベルクロとして貼りつけられています。ちょっと気が効いていますね。
そして腰掛ですが、300系をベースに開発された腰掛となっておりますが、
こちら500系のほうがより座り心地は上です。
肘掛にあるクロっぽく見える肘当はこの500系のために探したものです。
光りにくく、また触っても冷たくないものです。
背面は特に珍しいところはないですが、網袋も当然表地に合う色のものを採用しており、
後部カバーも下の方まで意匠を保つために広がっています。
次は特別車です。
特別車は一転して普通車に比べ落ち着いた色彩感覚となっており、
豹柄に近い茶色の表地が絨毯も合わせ車内に暖かみを持たせています。
背ズリはもちろん腰掛全体が大きいため着席している人がほとんど見えません。
ゆったりしていますね。(^ ^ ;腰掛中央の中肘掛に見えているのは、
オーディオ装置です。手前の肘掛には大ぶりのインアームテーブルが
収納されています。背ズリの枕が実際に座ってみるとしっかりと頭を包み込み、
ついうとうととしたくなるようなホールド感が味わえます。
背ズリ背面には背面テーブルはありません。そのためかどうか、
背ズリ上部左手には服を掛けられるぐらのフックが設けられています。
実際に使われているような感じはしませんでしたが。
網袋は大きく、収納力たっぷりで非常に使い勝手はいいものでした。
そして最後に大きく見えているフットレストです。
レバーを下げて靴を脱いでおくと、フットレスト面にはってある絨毯もあり、
とても心地よいものです。(^ ^ ;
V編成時代の様子 15.05.09uodate
←博多□+□+□+□+□+□+□+□→新大阪
1+2+3+4+5+6+7+8
自+自+自+自+自+指+自+自
5号車はレールスターと同じサルーンシート、
6号車は元500系グリーン車からグリーン席を、
結果これら指定席車両には2&2の腰掛が並びゆったりと過ごせます。
福山駅にて 10/02/20撮影
山陽新幹線の航空機への競争力強化の一環として高速化を目的に製造された500系。
しかしながら製造費が高価であることや他形式との特異性から新製は9編成だけであり、
N700系登場とともに16両から8両へと減車されV編成となって今に至ります。
岡山駅にて 10/02/20撮影
デッキ空間。
7号車を除く一般的な出入口付近のデッキ空間の様子。
足元には滑り止めと思われる突起がついています。
下のほうにゴミ箱とカン入れが。
7号車デッキ空間です。
出入扉は身障者用腰掛もあるこの車両のために大型タイプ。
こちらは新大阪寄り客室から妻部方向を向いていますが、
見えているのは身障者対応大型トイレ。
押しボタン方式の電動スライドドア。
対面にあるのは多目的室。大きな引き戸が目印。
多目的室の隣にあるのは化粧台。
鏡面にスリットからこぼれる照明。
やや古さを感じてしまう灰色の大理石調化粧台テーブル。
左手のダイヤルで温度調整が可能となっています。
こちらは博多寄り妻部から客室方向を向いていますが、
奥の左右にある空間は喫煙ルームとなります。
その手前右手は業務員室です。
なおその手前はご覧の通りとなっており、
左手は機器が並ぶ寂しい空間。
喫煙ルーム外観は透明なガラスに上側には横のスジ模様の透かしが。
喫煙ルーム利用者の目線と通路歩行者の目線が合わないようにするための配慮。
喫煙ルーム内はおよそ3人が利用すると一杯になる感じです。
壁面には鏡を張ることで閉塞感をなるべく出さないような工夫と、
走行時の揺れも想定して掴まるための横棒も備え付けられています。
灰皿は3箇所。立席でご利用下さい。
車体の丸みを帯びた壁面の湾曲がなんとも500系らしい。
6号車デッキ空間を隣の5号車から見ています。
狭い空間にあったのは業務員室と
その対面の荷物室。
ご利用の際には乗務員にお申し付け下さいとあります。
4号車と8号車にある公衆電話。
自由席客室内へ。
紫色の2+3人掛腰掛がずらりと並びます。
床面も壁面はグレー系統でかつ腰掛が薄めの紫色ということから、
良く言えば落着きのある空間、悪くいえば少々暗め。
天井はオールフラットではありますが枕木方向に溝が入ったもので
パネルが貼ってあるといった印象でしょうか。
側面窓は非常に小さ目のユニット窓。
妻部はというと両側に開く出入扉、その上部には化粧室使用状況を示すサイン、
さらに横に流れるスクロールLED式電光表示器。
妻部にはるのは小型の隅用テーブルで折り畳み可能となっています。
2人掛腰掛はこちら。フリーストップリクライニングで。
ヒジ掛のヒジ当は濃いめの樹脂カバーで表地とのコントラストはいいのですが、
ヒジを置いたときには冷たくて。
こちらは3人掛。
2人掛もそうですが背面テーブルと網袋が卒なく配置。
テーブルに書かれているのはシールでの着座号車の車内案内。
なお7号車身障者用腰掛はこちら2人掛。
車椅子利用も想定し、ヒジ掛がご覧の通り跳ね上がる仕組み。
1号車妻部の様子です。奥から1,2列目の通路側がなんだか変わっています。
これは3人掛区画にこの位置だけ腰掛が2人掛であるため、
前に腰掛がないことから背面テーブルがない状態を解消するためと思われます。
上部は荷物置きとなっており、その天板のやや下に収納された
テーブルを引き出すことでテーブルが使用可能となります。
奥のこの荷物置き兼テーブル収納設備の側面には消火器収納もありました。
後ろに続く腰掛は仕様はほかの腰掛に同じ。
今後は8号車妻部を見てみます。
現れたのは、本当の運転台とは異なりますが模倣の「お子様向運転台」。
本物さながらに運転台も機器が揃っています。
ハンドルやスイッチが見えていますね。
ただし腰掛は残念ながらただのソファー席。
ちなみにソファー席の隣はこの「お子様向運転台」のために
前方の妻壁と離れているため、
荷物置き兼テーブル収納設備が3人掛区画に設けられています。
指定席客室内へ。
6号車ではグリーン車に使用していたグリーン席を持ってきています。
床面こそ絨毯が敷き詰めらることはなくなってしまいましたが、
豹柄に近い茶色の表地が車内にゆとりと暖かみ感を持たせます。
背面からの眺め。腰掛の大きな背ズリが目だっています。
さて腰掛ですが8連化普通車使用にあたって変化点が見られます。
まず背ズリの通路側表地に滑り止め縫製が加わっております。
背ズリの強度問題の点できのこ形の取手を取り付けるわけにはいかなかったようですね。
それから腰掛中央の中肘掛に見えているのは、オーディオ装置の操作パネル跡です。
前面としてはこの2点が大きく変化が見られます。
他の機能としては折り畳み式の大ぶりなインアームテーブルが側ヒジ掛中に収納されております。
今度は背面、変化点はやはり足掛ですね。
すっかり綺麗に足掛は撤去されております。それゆえなのか背面の網袋だけが目立つようになり、
もともと大きくない網袋に目が行ってしまいます。あとは帽子掛けですね。
出展;提携サイトZone-Sより
上記画像と違いを比べてみてみて下さい。
V編成時代の様子 2022.11.20uodate
←博多□+□+□+□+□+□+□+□→新大阪
1+2+3+4+5+6+7+8
自+自+自+指+指+指+自+自
4・5号車はレールスターと同じサルーンシート、
6号車は元500系グリーン車からグリーン席を、
結果これら指定席車両には2&2の腰掛が並びゆったりと過ごせます。
博多駅にて 2022.11.20撮影
デッキ空間は2015年取材時と大きくは変わりはないようです。
変わらずここだけ照明が強く照らし出す洗面台。
出入扉と扉周り。
3・7号車博多寄りにある喫煙スペース。
喫煙スペース入口。上部の目隠しスリットに配慮を感じます。
自由席全景。ライトパープルの腰掛が2+3で配置され続きます。
側面の小窓が連続で続きます。
特徴的な側面の装飾。マジックテープでとめられたヒダ。
500系の製造年代を感じます。蛍光灯の直接照明。
先頭車1号車の運転台近くの様子です。
500系ならではの先端ノーズ形状のためにここは天井が低くなっています。
運手台方向にはここで行き止り、この先には行けません。
一番端、の2人掛腰掛横は消火器が収納されている箱が置かれていました。
荷物置き兼用となっています。
一列前は引き出し式テーブルもあり。
8号車名物お子様向け運転台があります。
運転台との壁面には実際の運転台から見る風景を拡大してプリント貼り付け。
お子様向け運転台は実際とは異なるものの雰囲気はいいですね。
マスコンをガチャガチャ速度表示もあって小さい子なら楽しめると思います。
腰掛は変わらずです。
指定席空間へと進みます。
過去は6号車のみが指定席、4,5号車が多客時は指定席になるときは時代がありましたが。
6号車が基本はグリーン席の腰掛でハイグレートに対して4,5号車が2+3の普通席と
同じ指定席で格差が大きく出てしまうのを解消するために導入されたのがが
現在の700系7000系レールスターと同じ腰掛、2+2配置となりました。
やや大き目の触り心地のいい表地で包まれた腰掛。
肘掛収納式ドリンクフォルダーに幅広の木目調の中央部ヒジ掛。
車端部にある車椅子用ではない1人掛。
これは・・どういった目的で設置されたんでしょうか。
当然その後ろ一列が2人掛のため背面テーブルが無くなる為
このように収納式テーブルありの仕切が設けられています。
確か2021年から登場した特大荷物置き場。
JR西日本 500系博多行きこだまが小倉駅に到着してきました 2022/11/20撮影(1分15秒) |
500系博多南行きが博多駅を出発する走行風景をどうぞ 2022/11/20撮影 2022/11/20撮影(1分35秒) |
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