JR四国

JR四国 6000系


琴平駅にて 04/05/02撮影

311系と見紛う四国独特の車両6000系。
ブルーのシンボルカラーにブラックフェイスが涼やかに。


側面の窓も連続するような錯覚を覚えます。珍しいことに戸袋窓があるんですね。


方向幕を採用していますがそのベースは黒地に白文字です。夜は見づらいかな。


車外の出入扉開閉ボタンを装備しています。



まずは全景から


紫に近いモケット色で統一された腰掛、そしてそれを引立て決して目立ちはしない白の壁面が秀逸。
車両の中央にはずらりと転換、出入口には出入台、妻壁には妻壁腰掛が配置されています。


天井を見上げるとここにもそんな洗練された車内の一端が見られます。
フラットな天井にカバーのついた照明がとても美しいですね。


床は通路となる中央には大理石模様で出入口付近とは分けられています。


側面の窓です。天井近くまで伸びる窓は採光性もたっぷり。


出入口付近を見てみました。出入扉はまわりの化粧に負けない白の化粧板が張られた美しい扉。
扉上部にはLED式電光表示器が設置されています。まだ初期なものなのか表示スペースもわずか。


扉横にはもちろん車内からの扉開閉用のボタンがあります。ほかの車両にも見られる共通のもの。


編成内にあるトイレ。四角の空間がそこを占めています。
トイレの前は固定腰掛、またゴミ箱も設置されています。


なお貫通扉もかなり下まで窓が切られた豪華な扉がありますね。



先頭車運転台に近付きます。


とにかく明るく開放的な先頭車運転台付近。特徴的な部分がありますよ。
まずはその運転台だけが客室内に飛び出ている空間。
通常はその運転台と隣の助手席スペースが四角の空間であるのですが、
ここでは下の運転席を確保するためかその独特な空間を持っています。
また前方眺望を確保するために運転台との仕切は窓が最大限に取られています。


その運転台です。近郊/通勤形の車両にしては珍しい支柱のある運転台。


運転台裏のスペースにあるゴミ箱です。


運転台のすぐ裏は腰掛が迫っているため空間がどうしても狭いので、
ここだけ出入扉は特別な片開きの扉となっています。



今度は中間車の変わった乗務員室へ。


その乗務員室は中間車にありました。
といっても握り棒と同じ丸パイプで囲いが両側にあり、その部分を囲うことで乗務員室としています。
3両編成のこの6000系。無人駅が多い四国の駅でのきっぷ回収をスムーズにするために
ここ中央に乗務員スペースを設けたんでしょうね。
まあ正直「室」と呼ぶには苦しいところですが、あえてパイプだけで区切って空間を広く取ったのでしょう。


乗務員室の前は障害者用の車椅子スペースが設けられています。
もちろん出入口付近でここだけ空間が大きく開いているため、冬季は寒いのを見越したヒーターも設置。



さて腰掛です


まずは転換腰掛、あまりバケット形状は認められませんが、
背ズリは1席毎に分離しており、近郊列車としてはなかなかのレベルです。
実際の座り心地は硬めでしっかりとしています。
レザー製の枕カバーもモケット色に合わせ、
背ズリの形状にならい、一席独立したカバーとなっています。


側肘掛は側面に表地を張った豪華な仕様。
塗装や樹脂板が多い中、メンテナンスに労力が必要な表地張りです。
なおヒジ当の部分は樹脂カバーが取り付けらています。


窓側にも小ぶりですがヒジ掛。そして簡単なテーブルまで壁に取り付けられています。


今度は出入台口付近にある出入台腰掛です。
固定席であること以外は座り心地も含め転換腰掛と同じですが、
背面に特徴があり、かなりの高さまで樹脂カバーで化粧をしています。
なお枕カバーは出入台腰掛形状に合わせ一体で2席部を覆っています。


出入台腰掛等に枕カバーを白にして優先席が設定。


奥に見えているのが妻壁腰掛。妻壁に腰掛が取り付けられています。




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