JR九州

JR九州 キハ185系「あそ・ゆふ・九州横断特急」

1号車□ + 2号車□


別府駅にて 2013/12/28撮影

旧国鉄型の車体に真っ赤に塗られたその姿は古いながらも存在感を放ちます。



186 ASO YUFU EXPRESS
共通運用前提の185系は両名が車体に描かれています。


黒地白抜き文字の方向幕にプレート。いいですね。
1号車は指定席、2号車が自由席です。




それでは車内へと進みます。まずはデッキ空間から。
折り畳み開閉扉は気動車ならではの高低差が厳しい。
ドット模様に彩られた空間は上質感を出すものの、
天候の悪いこの日のような場合は光を吸い込み暗くなりがちなのが惜しいですね。


なお運転台すぐ横の出入口はこのような雰囲気となっております。
助手席部分が解放されているので空間が広いですね。


もともと乗務員室として設定された空間だとは思いますが、
ご覧の通り今は携帯通話用のスペースとして整備・提供されています。


揺れる車内での通話を助ける握り棒と
ちょっとしたドリンク・メモも取れるテーブル付。


車販が乗らないことが基本であるためか自動販売機が小型ながら用意。


洗面台はこちら。カーテンで仕切ることはできますが簡易的なもの。


それでは客室内へと進みましょう。


まずは客室内全景からとなります。
なんと言っても全体的な木目が車内全体を構成していることですね。


腰掛においても背ズリの背面テーブルをはじめ木目の色調が車内を柔らかく感じさせます。


側面の窓は横長ながら少々高さは抑えられた大きさ。
腰掛から見てもやや高い位置に窓があり、採光・広がりという意味ではもう少し望みたいところ。


窓キセも木製となり、簡易的なカップフォルダー形状も付いています。


もちろん荷物棚も木目調となっています。


それでは腰掛です。やや着座高さが低い腰掛ですが
柔らか目の座り心地は多くの人好みではないでしょうか。
グリーンを基調とした表地で背・座はもちろん側ヒジ掛も一部装飾。
側ヒジ掛のヒジ当部分はフレーム以上に天板が大きく載せられ、
木目の茶色とともに目立つ存在となっています。


背面には基本通りに背面テーブル・網袋、それから足掛も用意。


もちろん妻壁には方向によっては前席の背面テーブル・足掛がないため変わりに同様に準備。




2022年05月01日撮影


別府駅にて 2022/05/01撮影

ゆふ、博多〜別府間を結びます。

1号車(自由)+2号車(指定)+3号車自由




AROUND THE KYUSHU





デッキ空間から見ていきます。
客室内とは違い照明が少なく薄暗いデッキ空間。
洗面台は御覧のようにかなりの経年を感じる仕様。



トイレ入口になります。


残念ながら車内販売は取りやめとなりました。


こちらは荷物置き場。旧業務用室でしょうか。




では客室へと進みます。まずは自由席車両から。
185系ということで車内艤装の古さは否めないのですが、
この木目調の柔らかい印象は素敵だと思います。
きっと床面が茶系統であることもでかいのでは。


キハ185系に相応しいレール方向に続くカバー付き照明。


なにかこの時代の車両では窓枠に感じます。


妻部の様子。全面木目調に真ん中の出入扉下部の通気口がいい。


自由席腰掛、脚台ではなくて脚が通路側で支えています。
側ヒジ当が明るい白木なところもいいですね。


次は指定席車両。
自由席車両との違いは腰掛以外では特にありません。


それは妻部もそうなのですが、
隅用足掛が妻部には腰掛仕様に合わせて用意されています。


まぁまぁシートピッチもあり、グリーン車気分を味わえます。


肝心の腰掛いいですねぇ。
座り心地は柔らかめ若干沈む感じはしますが、
機能としては背面テーブル、足掛と充実。
特に足掛フレームはこれぞ足掛の形です。



JR九州キハ185系 熊本駅出発風景 2022/05/01撮影(56秒) 右クリック新しいタブでお願いします
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