JR北海道

キハ261系「スーパー宗谷」




稚内駅にて 05/06/11



グリーン車デッキ空間


稚内寄に1号車として半室構造で設けられているグリーン車。
通り抜けを避けるために運転席側のデッキは省略されることもあるのですが、
このキハ261系では運転席側にもこのようにデッキが設けられております。
デッキ空間では一般車と同じくオフホワイトの白を基本とした色彩構成。
くずもの入れが左手に小さく設けられていますが、
これはほぼこの空間がグリーン車乗客のための空間となるためでしょう。


出入扉も特に一般車と変わるところはありません。


一旦半室のグリーン室を通り抜けてデッキ空間へ。ここには左手に車販準備室が設けられていました。


車販準備室の反対にあるのがこの喫煙スペース。
1号車は全てが禁煙車となっているため、グリーン席乗客の方は
まったく喫煙ができないためこのような空間が取られています。


ちょっとした尻置き見たいなものと灰皿。



次は客室です


さあて客室内ですが半室構造なので狭いですね。列としては3列しかありません。
絨毯敷きの静寂を保つ床に北欧を意識した本革製の大きな腰掛。
稚内方向に向いて右手が1人掛、札幌方向が2人掛が配置されています。


妻部の扉も基本的には一般車と変わりません。


ほか妻部下部には一般車と同じ隅用テーブルと、グリーン車専用隅用足掛が設けられています。


特に天井も一般車と変わるところはありません。


が、違うのは荷物棚下には読書灯が仕込まれていること。


また腰掛横壁面には各席にPC用のコンセントが設けられています。


さあてこのグリーン車の最大の特徴の腰掛です。
腰掛は大きくてどっしりとして、でも嫌味がない秀逸のデザイン。
表地には本革それも群青色を使っており、その寒冷色は引き締まって見えます。
でもヒジ掛のヒジ当は木製の明るい色調に和らぎを感じますよね。
さらにインアームテーブルを展開してみました。ちょっと薄くて頼りない感じかな。


背面から見ています。本当に大きな背ズリですねぇ。
通路側にある小さな窪みは帽子掛けになります。
その大きさ故小さく見えますが、大きなバネ式のアミ袋もきちんとありますよ。
そしてその下には足掛。全体のこの重量を支えるためかやはり脚台は据え置きですね。


アミ袋も回りは本革巻きです。


足掛も展開してみると、腰掛と同じ本革が張られていました。



まもなく名寄駅に到着です。(1分09秒) ダウンロード[kiha261-nayoro-soon-arraival.mp3](1083KB)

静かに名寄駅を発車。(1分42秒) ダウンロード[kiha261-nayoro-start.mp3](1605KB)




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