JR東海

キハ75形 快速「みえ」



快速「みえ」ことキハ75



まずは客室内の全景から


まず1号車の様子です。
左が指定席から自由席方向を見た全景、
右が自由席から指摘席方向をみた全景です。
どちらもその境には出入口に小さめのパーテーションがありますが、
これは2号車の前自由席の車両とも同じで、
指定席と自由席との間に差はありません。



各腰掛を見ていきましょう


転換腰掛

整然と並ぶ転換式腰掛ですが、モケットは青色で地味な印象があります。
競合する近鉄伊勢志摩ライナーは非常にカラフルなのですから、
観光列車の役割も持つこの「みえ」に明るい色彩があってもよいのではないでしょうか。

腰掛そのものは座ってみるとわりと硬めで長時間の着座にも耐えうるものです。
ただ快速ということだけあって、どうしても近鉄に比べグレードが劣って見えるのは、
少々その出来がいいだけに残念です。




出入台仕切腰掛

今度は出入台腰掛ですが、ご覧の仕切りのある出入台腰掛は後ろに、
背ズリをカバーするおおきな樹脂製のカバーが取り付けられています。
モケット色にあわせた薄いブルーのその色は地味目です。
機能としては申し分ありませんがどうしもそのイメージは冷えた感じがしますね。


出入台固定腰掛

対してこちらは固定の出入台腰掛です。
背面には上の仕切に対し、一部モケットを張りつけたものとなっております。
これが別の意味でアクセントともなっております。




妻壁腰掛

2号車にある妻壁腰掛。
出入台固定腰掛とその外観はほとんど変わりがありませんが、
違いは勿論車体に直接取り付けということと、取手がなく側面には 小ぶりのカバーがついています。
ちなみに奥に見えているのはトイレです。




ハネ上げ(身障者)腰掛

こちらは身障者スペースとなっています。
左は出入台ハネ上げ腰掛、右が妻壁ハネ上げ腰掛です。
通常時はこのように座席を引き出した状態で、実際に使用時には収納します。


使用時

なんのことはないただ座ブトンをあげただけだろうと思われるかもしれませんが、
これがよく考えられていて、ちゃんと身障者の方がもつハンドルもあるのです。
そして一番は常時身障者の方が乗っているわけではないので、
他の車両に見られがちなただ出入り口にそのためのスペースを空けておきました、
というのではなくてちゃんと乗客のひとりとして考えられているとことがいいですね。



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