地方民鉄

富山地方鉄道 14760形


14762形


東古市駅 08/04/30

雷鳥をイメージした白色とグレーの塗装に、目を惹くあずき色のラインが入る塗装。



早速中に入って行きます


2扉2両のこの車両内に腰掛が両側にずらりと並んでいます。


出入口にある出入台腰掛には、車内化粧板と同じ化粧が背面に施されています。
先ほどの全景でもこの処理があるとないでは大違いですよね。


こちらは車内中央部にある転換腰掛。表地は赤で統一。
白の枕カバーがちょうどアクセントになっていますね。
側ヒジ掛も樹脂製ながら白にグレーのヒジ当て。
それぞれの部位と表地の赤のコントラストがはっきりしています。
なお枕カバー中央には、この時には入っていませんでしたが広告枠でした。


天井ですがライン的な配置とはなっていないものの、
通路中央に空調機器口が揃えられ、ごちゃごちゃとはなっていません。
そして天井ですが、照明にはカバーが掛けられ堂々とした趣き。
1980年ころの登場の車両とは思えない装飾です。


出入扉は化粧板こそ張られていませんが、扉表面は光沢のある磨き仕上げ。
なお扉上部は広告枠で、広告、宣伝、路線図などが掲げられています。


妻部の様子です。天井等と同様白の化粧板が張られており、美しい仕上がり。
なお貫通扉はワンマン運転のためか開放したままで固定されていました。


妻部にあるロングシートの背ズリにもカバーが掛けられていました。
一応定員着座を促すための着座位置を示すものであれば、
残念ながら装飾としか見えず大いに貢献しているとは言えないのではないでしょうか。
でもとにかくはこのカバーのお陰で平凡なロングシートがなにやら良さげに見えるのは間違いない。


運転台方向を見てみます。ワンマン運転対応のために腰掛類は撤去され、
両側壁面はなんとも存在感のあるヒーターが設置されています。


そこで真ん中に鎮座しているのが運賃回収箱。


当然ワンマン機器の相棒の運賃電光表示器も運転台仕切壁面に掲示されてます。



14768形


電鉄富山駅 08/04/29

寺田経由立山行き。


二段式窓が並んでいます。




早速中に入って行きます


車内全景です。先ほどの14762形と同じ車内風景に見えますが、


運転台方向を見て頂ければすぐに違いが判ります。
なぜかこの14768形では助手席側後方にどこかで見たような腰掛が配されています。


以前新幹線車両で搭載されていたこの腰掛。見事なリユースです。
ただ当然ながらリクライニング機構は廃止されているため固定したままです。


他形と同様、左手は腰掛は撤去されご覧の通りですが


こちらは運転台から続くように腰掛は設置され、乗降を考えてなのかどうか
出入口付近の腰掛は客室中央を向くよう、窓に背を向けて置かれています。


なんですがワンマン運転ですので運賃回収箱も置かれています。
なお、進行方向後方側ではこのように誤使用防止のため金属性の大きなカバーが掛けられていました。


電光式運賃表示器です。地方鉄道としては路線が多く長いため、目一杯枠を使用してますね。


運転台です。


側面窓は2扉だけあってずらりと並ぶ2段式窓。


車両中央部は他系統と同じく転換腰掛が残されています。


出入台腰掛の背面の化粧板は登場当時からなのでしょうか。綺麗な鏡面です。


こちらは妻部ですが、両側に(リクラしませんが)リクラ腰掛が向かい合うさまは強烈です。


背面フレームもそのままなことから、金属製のフレームが直接出入口の腰掛横にきています。
網袋は撤去されているだけに余計に背面フレームだけが強調されて見えます。


☆沿線の風景☆  富山地方鉄道 岩峅寺駅

☆沿線の風景☆  富山地方鉄道 釜ヶ淵駅

☆沿線の風景☆  富山地方鉄道 宇奈月温泉駅

☆沿線の風景☆  富山地方鉄道 南富山駅



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