大井川鉄道

大井川鉄道 16000系


99/05/23 抜里駅付近茶畑にて

近鉄南大阪・吉野線専用の特急車両として昭和40年に登場。近畿車輌製。
「吉野特急」として活躍を続けていました。
平成8年に2編成が入線し、平成10年7月より営業運転しています。




車内全体から眺めてみます。
以前の特急車両としての貫禄を感じる回転シートは、
原色に近いモケット色のと相俟ってその存在感を示しています。


運転台に近づいてみます。
ワンマン運転のため、運転台扉は開放され、
そのすぐ客室側には運賃回収箱が設置されています。


折り畳み式な出入扉はなかなか収縮に時間がかかり、ワンマンにはちょっとつらいかも。
また整理券発行機がちょっと乗客が整理券を取りにくい位置ですね。


座り心地は経年が多く立っているのか、結構撓んでしまってはいますが、
元特急車の腰掛だけあってまずまずのものです。
特徴的なのはソデ体。今の特急車両の主流となる、
肘掛けの初期の段階の形状を見るような感じがします。
ただ上部形状が丸いので、少々肘を付きにくいですね。


今度は後ろから。まず目にくつのは背面テーブルと網袋の形状。
どちらも中央から斜めに切ってあります。これは珍しいですね。
背面テーブルは上部の取手を引っ張って引き出します。



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