大井川鉄道

大井川鉄道 21001系「ズームカー」


96/02/21 千頭駅にて

昭和33年、帝国車輌製で、元南海電鉄車両です。
南海時代は平地・山地両用の車両として活躍、
急勾配を登り切る高性能から「ズ−ムカ−」と呼ばれていました。
大鉄には平成6年から計4両が入線、電車車両メインとして活躍しています。




まずは車両中間から運転台方向に向かっての写真です。
手前出入口横にはロングシート、車両中間には転換席があります。
ずらりとならんだ転換腰掛が圧巻です。


先ほどとは反対方向、連結部に向っています。
右手妻壁横には自販機が見えていますね。
出入口横の転換腰掛前には、丸パイプの仕切りがあります。
これがなんというか高くて低くて、もたれるには低いし、座るには高くてちょっと・・・。
ただ空間の仕切としては大きく役割を果たしています。



さて転換席ですが、まず大きな特徴として肘掛けです。
肘のフレームに幾分のウレタンに表皮を丸く巻いたような肘は形状としては珍しく、
面白いものでしたが、肘掛けとしての機能としては肘を置いたときにちょっと痛いかな?
また背ズリに掛かっている枕カバーはすっぽりと被っており、
その白色が赤のモケットによくあっています。

それと背ズリの取手が背ズリ形状に逆らうことなく丸いのがとてもいいですねえ。
少し残念なのは、座り心地が経年のせいでしょう、経たっていることでしょうか。



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