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広島電鉄 750形「768号」
広島港駅にて 11/12/29
元大阪市電の車両で冷房化改造された車両が生き残っています。
茶色系統のツートンカラーがなんとも言えずいい塗色です。
それでは中に入って行きましょう。
ではまず出入扉から。車両中央出入扉は左右に開閉します。
クリーム色に丁寧に塗られた扉は綺麗そのもの。
どうしても車歴がある車両では床が高く、ステップが生じてしまいます。
そのため左手に見えているのは踏み台です。
ICカードが導入されている広電ではこの車両に置いては別体で機器が置かれています。
プリペイドカードはこちら。
車内全景です。腰掛の赤の表地が車内のクリーム色によく映えています。
よき時代を感じさせる腰掛仕切とともにやや着座高さが低めなロングシートが続きます。
必要に応じて席は譲りましょう。
側面窓はできる限り多くの窓が切られているお陰で解放感を持っています。
窓下方には転落防止用の二重の細い丸パイプが取り付けられていました。
天井の様子です。冷房化改造されているため天井だけが樹脂製のパネルで覆われており、
ちょっとここだけが異質なように感じてしまいます。
運転台に近づいてみましょう。ちょうど中央運転席の真後ろに客室とを隔てる仕切があります。
一面に広告が掲示されています。
左手に見えているのはこちら運賃回収箱です。
さまざまな支払方法に対応するため機器がたくさんついています。
それにしてもこの車両の経歴と最新のこれら機器の対比がなんとも面白い。
運転台横の出入扉は引き戸になります。
運転台の様子です。
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