地方民鉄

700系「あかね号」


米原駅にて 99/9/11



入って行きましょう。


車端部を除きご覧の通り転換腰掛がずらっと展開しています。
クリーム色を基調とした車内は明るいイメージです。


出入口は車両が大きいこともあり、乗降性は高いです。
扉付近のみ吊革も設定されています。
となりにシールでちょこっとワンマンの注意書きが書かれています。



腰掛に近づいて行きます。


模様の入った薄茶色のモケット地で車両の化粧板ともあいまって柔らかな印象を受けます。
上部にはビニール製の枕カバーが掛けられており、
このへんが地方鉄道の感じがしますね。
そして大変シンプルなデザインながら取手もきちんと背ズリについています。


腰掛はこの通り両脚台とも床取りつけです。
座面下にはヒーターも見えていますね。



今度は出入台腰掛です。この出入台腰掛の背面に注目。
下部が斜めに切り込んでありますね。
横からみてもその特徴がよくわかります。
これはなんのためなのでしょうか。立席者のための配慮なのでしょうか。
もちろん上部には握り棒もついていて、立席者対策は施されています。
なお、側面は塗装をされた鉄板が張りつけてあります。




天井もきちんと手が施されており、照明器具もカバーがかかっています。
このため車内の雰囲気が上品に見えますね。
腰掛上部の網棚は車端部には設定されていません。


運転台壁上部にはワンマン運転のため他の車両とも同じく、
運賃表示器が取り付けられています。
下には精算器もありますが、比較的近江鉄道は有人駅もあるため、
使われる機会はちょっと少ないかもしれませんね。



米原駅にて 99/9/11

いかがでしたでしょうか。従来の近江鉄道のイメージを覆す、
車両と儀装に正直びっくりした感じですね。
地方鉄道でもこんな意欲的な車輛をどんどんデビューしていって欲しいです。



☆沿線の風景☆  近江鉄道の駅舎達



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