JR四国

5000系/223系5000番台「マリンライナー」



それでは指定車両から行きましょう


顔つきは同じでも色は2色用意されています。


サイドビューに近付くとわかるのが2色が流線で流れた模様であること。


そして2階建の車両の側面には大きく「MARINE LINER」が書かれています。


こうやって見ると1階部分はかなり低い位置にありますねぇ。


こちらはトイレに近い出入口。たくさんのマークが並んでます。(^^;



車内の様子


まずはトイレ・身障者スペースのある出入口から入ります。
意外にも出入扉内側も化粧板は貼られておらず素材感そのままの仕様になっています。


2階建て部分の仕切りとなる壁はちょっとした飾り棚としての役割を果たしています。


もちろん上部にあるような電光表示器はあるのですが、右手の絵のようなカレンダーが掲げられています。


でも下には消火器が収納されていたり、くず入れが備え付けられていたりします。


今度は上の壁に沿って立って身障者スペース等を見ています。
まずは右手の身障者腰掛。スモークの掛かった仕切板で仕切られた空間に1人掛の身障者腰掛が一つ。
裏手は車両の機器が収納されているようで扉はあるものの一面の壁面。
さらにはこの腰掛の通路側は全開に空いているため実際に座るとちょっと落ち着かない感じです。


こちらも1人掛身障者腰掛が1脚配置されています。


その腰掛の裏は車椅子を置いておけるスペース。
握るべき棒もここでは木目調として空間に合わせたものになっています。


さらに奥にあるのがトイレ設備です。身障者も対応できる大きな化粧室は右手。
左手の小さめのものが男子専用の小用のトイレです。


さてその1人掛腰掛ですが身障者対応のため通路側にはベルト装置、
それからヒジ掛は跳ね上げることが可能な仕様となっています。



さあそれでは階段を降りて1階の指定席へと進みます


ストッパーのある階段を降りて中へと進むと


まずは荷物置き場が有りました。外観と同じ「MARIN LINER」の文字入りです。
その天井の低さ故荷物棚は腰掛上部には設定できないため大きめの荷物を持つ乗客への配慮でしょう。


もちろんLED式の電光表示器も忘れてはいません。


全景としては両側に2人掛リクライニングシートが並ぶ空間が待っていました。
また腰掛の表地が鮮やかなピンクとブルーの色彩で通路側と窓側に分けられており、
それが1階ながら車内を明るく見させているのかもしれませんね。


中央の通路はハイデッカー仕様となっており、
少しでも腰掛、着座位置が高い位置に持ってこようと配慮しているのが判ります。
結構その段差はあるため危険を伴うことから黄色のラインが段差に示されています。


腰掛座り心地は1人掛同様やや硬めな感じがします。
側ヒジ掛にも装飾も入いり、ヒジ当部には樹脂カバーで覆われたちょっと贅沢な仕様。


ほらこの通りヒジ掛がかなり座面奥まで切り込みが入っています。
ゴミが死角にたまらないようにとの配慮のためか。


腰掛背面には帽子掛、それからアミ袋がありますが、残念ながら背面テーブルはありません。
背面テーブルがないのはマリンライナーがあくまでも快速としての運用だからでしょうか。


アミ袋は樹脂の枠で作られ、その枠に対して紐が交わるもの。


さらにアミ袋の下には吊り下げ式としてヒーターのケ込み板が見えています。


また腰掛の方向回転は脚台通路側にあるT字型のレバーを踏むことで固定が解除されます。


腰掛の操作はすべて側ヒジ掛側にあるこの操作系統で調整できます。
右手黒の丸いボタンを押すと後ろに腰掛がリクライニング、左手のレバーを押すと座面スライドが可能です。



次はグリーン席を見ていきます。