JR九州

885系「客室編」


「白いかもめ」車内にて 00-5-1撮影



普通車客室 腰掛


まずは腰掛前面から眺めるともう特徴が一杯。
というより全体の作りそのものが全て従来にない特徴あるデザインです。
黒い表地は実は本皮。普通席ながらとても豪華な腰掛です。
程よい硬さの座り心地、背ズリ枕部は大きく作られており、
頭を包みこむかのような感じでじっくり座っていると落ち着きますね。


今度は背面。こちらにも仕掛がたっぷりとあります。
角のような棒は取手。大きくでっぱらないでいるので、
腰掛のフォルムを壊すことなく、むしろ高めています。
枕部には中央にエンブレムの刺繍。下に目をやるとバンドでのマガジンラック。
2重にバンドがついているので、雑誌等が落ちることはありません。


こちらは1人掛身障者タイプで、2席用意されています。
同様の設定ながら身障者の方のためのベルト装置もついています。


背面、中肘掛裏にはこのようなちょっとした小物を掛けられるフックが。
上のハッチトラックにしまうまでもない弁当などのビニール袋とか掛けられますね。


それから肘掛は途中から手前まで皮でカバーリングされており、
腰掛の本皮仕様の雰囲気を損なわないものとなっています。
そして後部は黒い樹脂が覗かせていますが、これまたここにもエンブレムが。


喫煙車にはかわいい金属製の灰皿が肘掛前に設定されています。
これだけ金属製でなんだか存在感があるんですよね。


ずっーと下に目を向けると脚台は1本足。
このお陰で広いシートピッチがさらに前が広くなっています。
それにこの脚台自体が横棒のラインの入った丸い形状でデザインされています。
こんなほとんど見えない部分までこの車両は徹底的にこだわっています。


最後に中肘掛の中ですが木製のインアームテーブルが収納されています。
大きめのサイズの中ヒジ掛なので隣の人の圧迫感を感じません。



次はグリーン客室 インテリア・腰掛です。