JR東日本

485系 「ビバあいづ」


郡山駅にて 02/08/25


経年もかなり経ちますが、このように彩り鮮やかに活躍しているのは嬉しいですよね。



普通車客室内<自由席>


ずらりと並ぶ普通席腰掛は簡易リクライニングシート。
外観の原色の使い方とはまたことなり、客室内は緑を基調とした表地と枕カバーで構成されています。


天井の様子です。左右に直接照明がある他はなにも飾り気もない天井です。


腰掛に注目です。手前の座席はスライドさせてあります。
背ズリと座面が連動しておりヒジ掛のレバーを手前に持ち上げることによりスライドさせることができます。
スライドはできるのですが簡易というとおり好みの位置では固定することはできないものです。
また背面テーブルはありません。ヒジ掛にインアーム式の小さなテーブルがついています。
樹脂製のこのテーブル、振動によく煽られ缶の飲み物以外はあまり置くのはお奨めしません。


背ズリ中央の縦縞は模様です。特別バケット形状になっているわけではありません。


背面の様子です。下部には小さめの網袋がありますが、小さくて小物などを入れるには向いていません。



窓側のみ車体壁につけられている固定式テーブル。腰掛を向い合わせにしたときに便利ですね。

普通車客室内<指定席>


こちらは普通車指定席の全景です。車内の設備としては腰掛以外は同等となっています。


違いはこの腰掛。フリーストップ式リクライニングシートというわけで自由席との差異をつけています。
また窓側の固定テーブルはありません。変わりに左右どちらにも完全なインアームテーブルがあります。
座り心地としては硬めであるものの、自由席とはことなりバケット形状もありやや居住性は向上しています。


インアームテーブルはこのレザーのヒジ当の蓋を開けると収納されています。
メンテナンスの簡易化で最近はまず樹脂などのカバーで覆われるヒジ掛も、
この腰掛ではフレームを残し前面表地で装飾されています。


自由席、指定席共通ですが客室妻壁の感じです。客室内の雰囲気に合わせエメラルドグリーンで構成。
いまや急速に少なくなったプレート式の号車表示がなんともいい感じです。


窓枠の様子です。もちろんフレームは交換されていますが、
485系としての特急列車の品格がこのへんに見えるような風貌といったところでしょうか。



次はグリーン車客室内へと進むことにしましょう