大手民鉄

京浜急行電鉄 2100系



堀ノ内駅にて 05-08-21撮影

落ち着きがあり、そして艶の有る赤を持った表情。その雰囲気の良さがいいです。


御崎口駅にて 01-01-13/05-08-21

側面の連続した1枚窓にようにも見えるすらりと伸びた窓。
これがこの車両をシャープに見せてます。


幕は黒地に白抜き文字。


KEIKYU BLUE SKY TRAIN


シンボルマークです。



早速車内に入ります。


まずは全景から。ずらりと並ぶ鮮やかな群青色に赤の水玉模様の入った表地。
そこに艶のある深紅の赤のレザー枕カバーが掛かった腰掛、その配色に目を奪われます。
そしてなぜだろうかすっきりとして見えるのは実は吊革が少ないのです。
出入口付近以外は腰掛の取手以外には吊革など掴まるものはありません。


天井ももちろんすっきりとしています。ラインデリアではなく送風口を左右にライン配置とし、
機器そのものは一部に見えるものに留まるものとしました。
このため極力余計なものは無く広告以外はすっきりとしています。


もう少し違った角度を見ると荷物棚もJRの特別列車と同等の化粧を纏った美しいもの。
手前の薄い紫の化粧板がまわりの配色とも溶け合っています。
さらに下に目を向けると最近とんとお目にかかる機会が少なくなってきた布地のカーテン。
こちらも紫を基調としたもので統一感が見られますね。


外からは連続窓のように見えた窓枠も実は車内ではこのようになっているのですね。


照明はさらに送風口の窓側にカバーまで被って落ち着きある照明を車内にもたらしております。


出入扉ももちろんオフホワイトの化粧を身に纏った美しいもので、やや窓は大きめです。


車内千鳥配置にて出入扉上部にLED式電光表示器が設置されています。
やや小ぶりなことから表示可能な文字数は少なく、停車駅など基本的なものだけの表示です。


車椅子スペースを探すと先頭車にありました。出入口付近に車椅子の高さに合わせた手摺り付きです。

今度は出入口前に展開する補助腰掛に注目。


実際に使ってみました。使用時と収納時です。
使用時には収納されている座面部分を手前に倒してやることでそこに腰掛けます。
そして使用が終わったときにはじわじわと反発力で自然ともとに戻る仕組みです。
多分に収納式の補助腰掛はほんとにベンチと同じく座り心地はいまいちなのですが、
この補助腰掛に関してはかなり座り心地も向上されており、思いの他座りやすいものでした。


背の赤いカバー中央に見える白いものは使用可能時を知らせる表示灯です。
混雑時には集中ロックによって補助腰掛を使用できない状態にしています。


なお、出入台腰掛の赤の枕カバーにはこんな明示が。

今度は転換腰掛です。


車両中央に展開する転換腰掛。この色使い、取手も含めてさすがは輸入品ものですね。
注目は取手。上に大きく伸びたその姿はいろいろな形がある取手でも最大級です。


窓側にもレザーカバーのある小ぶりながらも肘掛が取りつけられています。


通路側は樹脂製の装飾ラインの入ったカバー付。

最後に車端部の様子です。


オフホワイトの美しい妻壁に囲まれた一角にはボックス空間となって腰掛が配置されています。
もちろん手前には収納式腰掛も設定されておりますが。


実は空港列車と車椅子両方を想定してか、実はこのような機構が妻部の腰掛にはあります。
座面が跳ね上げることができるんです。出入台腰掛側からこれを見ていますが、結構な空間となります。
なお、優先席の背ズリの枕カバーは白色のソフトレザーになっています。


一般席でも同様に跳ね上げることが出来ます。


貫通扉でさえ同じくオフホワイトの美しい化粧を纏っています。
真ん中ぐらいに大きめに取られた窓枠は向こうの車内の様子もよくわかります。


次は同じ妻部でも先頭車運転台のすぐ裏の様子。
実はここにある腰掛、それも助手席側は前面展望が素晴らしく、特等席となっています。



なおここだけは戸袋と業務員室との兼ね合いから独自の縦長の嵌め殺しの窓があります。


さらにその空間の特有性ゆえシートピッチが狭いため、実はよく見ると前の壁下部に
運転台に向って凹ますことで少しでもピッチを確保しようとしています。


細い足、後ろから見た背ズリの滑らかな曲線。形状として美しいものです。



京急2100系が上大岡駅を快適なサウンドで出発!(1分45秒) ダウンロード[2100-kamioooka-start.rm](214KB)



他のページも見てやってください。