大手民鉄

近畿日本鉄道 16000系(南大阪/吉野線)



昭和40年から20両が製造された車両。
吉野方面に向かう登山客の大型荷物を考慮して、
屋根の形状がやや平らになっているのが特徴と言えます。




早速車内に入ります。


まずはデッキから。もともとこの16000系にはデッキは有りませんでしたが、
客室との間に壁を設け、見違えるほどに立派なデッキ空間が誕生しています。


こじんまりとしていますが扉の先はトイレ。


向かいにあるのが人工大理石を使用した洗面台の空間です。
足元のほうにはちょっと入れづらいけどゴミ入れが備え付けられています。


基本の荷物置き場も設置。


それでは客室内へと入って最初に全景から。
淡いピンク色の腰掛表地が柔らかな雰囲気を作り出しています。


天井も完全にフラットになり、空調もラインデリアではないですが組み込まれました。


側面窓はそのままカーテンを採用しているようです。


妻部も近鉄の現在の標準の仕様、LED式の電光表示も取り付けられました。
妻部の片側は身障者、車椅子を使用の方でも車内・車外への出入りを用意にする両開き扉。


さあて最後に腰掛です。腰掛仕様は登場時からほとんど機能を変えることなく、
表地や構成品の交換に留まるも充分にこれからも使用していけるものです。
残念ながら中ヒジ掛はありませんが、インアームテーブルを内臓した大きな肘掛、ヒジ当。
背面には意匠的にも面白い網袋が設けられています。



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