大手民鉄

南海電気鉄道 50000系「ラピート」




難波駅にて 04/10/11

速達タイプのラピートαと、途中停車有りのラピートβがあります。


難波駅にて 04/10/11


何年経っても古さを感じさせることのない50000系。顔も側面もかっこいいの一言ですね。



それでは車内にも期待しつつ車内へ


まずは出入扉からですが、滑らかな曲線を上から下に向かって描いていますね。
扉にはメタリックな塗装がされており、車両のロボチックな雰囲気とマッチしています。


1・3号車には出入口に電話機があります。ただここは外部環境があまりよろしくないと思いますが・・


これまた3号車にある自動販売機。


デッキ側面の壁にはこのように関西国際空港の空港内案内パンフレットなどが差し込んであるマガジンラックが。


出入口にあるくずもの入れです。


さて客室に向けて入って行きましょう。



レギュラーシート


客室内ではありますが、デッキとも言えるラゲージスペースです。
2段式となっているのですが、ちょっと上段は高い位置にあるのでスーツケースなどは載せにくいですね。
また難波発車後、この荷物置き場と腰掛の空間を仕切るように扉が閉まるので、
盗難対策としてもこれはむしろ完全な客室内へ設定したほうがよかったのかもしれません。


こちらは難波出発前に撮影したのでまだ扉が閉まっておりません。
いよいよ客室空間へと進みます。


フリーストップリクライニングの2人掛腰掛がずらりと左右に並びます。
窓や天井のまるで古代ギリシャのような造詣が独特の雰囲気を保っていますね。


この天井を見上げて頂ければわかると思います。
国際空港連絡特急を意識してかどうかハッチトラック式荷物入れとなっています。
外観としての見た目にはとてもいいのですが、これ結構面倒なんですよね。


側面の窓は楕円形のこんな形。もちろんフリーストップロールカーテン付です。


ちょっと車端部に出てみます。こちらも楕円形の透かしの入った貫通扉。


その扉上部にあるLED式電光表示器。一応2列表示です。(^0^)
客室内の両側のハッチトラックの断面が左右に迫ってきている様はなかなかですね。


ちょっと一旦客室から出てみました。先ほどの荷物スペースとは反対側です。
両側に化粧室などの必要設備が整っています。


それらの扉にも同じ化粧板を張ったため、ちょっと扉がわかりにくくなってます。
女性の方は男性用と間違えないように。(一応扉には控えめに印がありますが。)


さて再び客室内へと戻ってきました。2人掛腰掛を見てみましょう。
ヒジ掛などは木目調の化粧を施したオレンジ色に近い茶系統の色彩。
これが腰掛表地、背・座の真ん中にも太い線で入っています。
なお、奥ではインアームテーブルを引き出してみました。
小さいテーブルのためほんとにジュース缶程度しか置けません。


背面はこんな感じ。背面テーブルはありませんが、
下部にスプリング式のマガジンラック程度の荷物入れがあります。


背面の荷物入れのアップでございます。


もっと下の方に目を向けてみるとこれまた驚いたことに脚台も楕円形。
こんな目に見えにくいところまで気を配っているんですね。
このため腰掛回転用のペダルが通路側に飛び出たように見えますが。


そして車椅子用スペース。空間そのものはベルトを車体に取り付けただけのものですが、
壁には緊急用のボタンがあるところは評価できると思います。



スーパーシート


客室に入る前に・・・もとここにはドリンクバーがあった場所です。
以前はスーパーシート専用でスーパーシート車に座る方がここから好きな缶ジュースをもっていけたんですが、
きっとそのような使い方をしないひとが多発したんでしょうね。今ではこんなテーブルだけが残ります。


基本的構造は同じなのですが、客室内へ入って気づくのは腰掛の配置。
2人掛と1人掛の左右の配置となっており、レギュラーでもなかなかのものなのですが、
こちらではさらに余裕の寛ぎスペースとなっております。


まずは2人掛腰掛から。レギュラーシートと設備としては変化はありませんが、
ゆとりの座り心地と、表地がやや薄めのグレー、そして枕カバーは薄いブルーとなってます。


背面はこんな感じ。


1人掛です。2人掛とは仕様としては同じものですが、気分的にこちらに着座したほうがいいですよね。



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