大手民鉄

東武鉄道 300系「きりふり・ゆのさと」



浅草←□+□+□+□+□+□→東武日光・鬼怒川温泉・会津田島



鬼怒川温泉駅にて 00/07/23


2000年の頃は「急行ゆのさと」として運行。


東武日光駅にて 15/04/29


301F


東武日光駅にて 15/04/29


302F 特急きりふり


白地に赤帯、2列毎の窓に色褪せた方向幕。
この車両の経年を感じます。



早速車内に入ります。


まずはデッキ空間から。必要最低限の通路幅に装飾の無い空間は、
殺風景に映る節もあるがこれがこの車両の時代のスタンダード。


先頭車のデッキはこちら。運転台側壁面に横の握り棒が付いています。


運転台の中の様子。


5号車に残るテレフォンカード電話機撤去後のスペース。


1・3・6号車にあるトイレです。
デッキというよりは客室の続きのようですが。


トイレの扉にはトイレを示すマーク、左手横壁面に使用を示すサイン。


右手に掲示してあるのは東武路線図。


中は和式トイレに国鉄時代を思わせる無骨な手洗い。


トイレ対面にあるのがこちら自動販売機。


販売機と客室の隙間を埋めるのがこのゴミ箱。


それでは客室に入ります。



客室内は左右に2人掛腰掛が展開します。
茶色のモケットがとても目立っていますね。
それ以外の内壁の化粧板はとても白くその対比も面白いところです。


側面窓は2列分やや横長の窓を配置。
日除けは布地のカーテン。


天井はやや鈍く輝く化粧板が美しく、ぽこっと見せる空調がかわいらしい。


白の化粧板が美しい妻部へと寄ります。
広告枠と掲示が。


春日部駅での降車指定の掲示でした。
3号車と4号車の5号車寄の出入口から降車する必要があります。


妻部折り畳み式隅用テーブル。側面と同じ仕様としています。


6号車は尾瀬夜行として運行を行う場合は女性専用車となります。


お次に腰掛に注目です。オレンジの表皮に包まれたこの腰掛、
ふんわりとした印象を受けますが、実際に着座してもふわりとした感じです。
ただし、形状は非バケットのタイプとなっています。

背ズリ裏上部にはこのように収納式の背面テーブルがあります。
さらにはカップフォルダーが収納されているのが見えています。
昔よくみられた簡易リクライニングによくある感じの背面テーブルです。
これはこれでそれほど使い勝手は悪いことはありません。


窓側には腰掛をクロス状態にしたとき、テーブルが背面にあるため使えないのを、
このように側面に収納式テーブルをし込むことで対応しています。
ただ通常の2人掛腰掛の状態のときはちょっと邪魔ですがね。(^ ^ ;


肘掛けはこれまた表皮で包まれたものです。


肘掛最前面には過去引き出し式の灰皿がありました。


最後に足掛。残念ながら少々狭いシートピッチなので使う必要はあまりありませんが、
通常は付かない仕様であることから、ちょっと嬉しいものです。
裏面には靴を脱いで足を投げ出せるようになっています。


そう忘れてはならないのは網袋もついているところ。




急行「ゆのさと」鬼怒川温泉駅発車です(1分34秒) ダウンロード[yunosato-kinugawaonsen-start.rm(376KB)]




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